成功者の睡眠時間が短い理由とは?3時間睡眠を20年続ける社長に聞いてみた
「ショートスリーパー」と呼ばれる、他者と比較して短い睡眠時間で生活できる人がいます。私もそれに憧れて、少しずつ睡眠の習慣を変えています。
先日、年収が億を超える社長さんと食事に行かせていただく機会がありました。その社長はなんと、1日3時間睡眠を20年近く続けているそうです。それを身に付けたコツは何なのでしょうか?
また、いわゆる「成功者」と呼ばれる人は、睡眠時間が短くなる傾向があると言います。その理由は何なのか?私達とは何が違うのか?徹底的に質問してきて、意外な事実を知ることができたので紹介します!
- 質問① なぜ、3時間睡眠になったのか?
- 質問② 日中、眠くなることは無いのか?
- 質問③ そうは言っても、「たまには」ガッツリ寝ることもあるでしょ?
- ショートスリーパーは才能でもあり、努力の賜物でもあり、また自己防衛手段でもある
質問① なぜ、3時間睡眠になったのか?
社長も当然、初めからショートスリーパーだったわけではありません。どのようにして3時間睡眠の生活に変わったかというと、単に仕事に追われて、必死に頑張っているうちに睡眠時間が短くなり、気付いたら3時間くらいに落ち着いていたというのが理由のようです。
成功者は時間を有意義に活用するとよく言いますが、これは睡眠時間を敢えて削り、その分活発に働こうとする姿勢のことを指していると思っていました。事実そういう人もいますが、社長のようにいつの間にかショートスリーパーになっていた、身体がいつからか短時間睡眠に慣れていた、というパターンも結構よくあるそうです。
ただ、今は仕事も軌道に乗り、寝る間を惜しんでまで働く必要はなくなったそうです。それでも、習慣になっている3時間睡眠を今でも続け、人よりも読書や食事、趣味など自分の時間を多く過ごすようにしているとのことです。
質問② 日中、眠くなることは無いのか?
私も睡眠時間を削るトレーニングをしていますが、身体は正直なもので、眠る時間が短くなった分、昼食後などに非常に眠くなります。社長もそのようなことがあるのか聞いたところ、なんと「眠くなることはほとんどない」という回答でした。そして、その理由が非常に心に響くものでした。
社長曰く、「つまらない」「楽しくない」「やりがいがない」ことをやっているから眠くなるのであって、日常生活の中で退屈だと感じる時間を過ごさないように生きられれば、眠くなっている暇などないとのこと。
そして、そんなステキな生活をするために1番手っ取り早いのは、「人に使われる働き方ではなく、人を使う働き方をすること」だと言います。つまり、会社員ではなく、起業したり事業主になるのが、退屈な生活を脱却する近道だということです。
言われてみればその通りです。「仕事」というと、どうしても面倒なものだと捉えがち。それは人に使われているからです。逆に、起業をして自分の努力が全て自分の利益になる生き方の方が、同じ仕事でもきっとやる気になるのでしょう。
質問③ そうは言っても、「たまには」ガッツリ寝ることもあるでしょ?
この質問が最後の質問だったのですが、こちらへの返答が私の想像を遥かに超えたものでした。
質問②では、「寝ていたら勿体ない」と思えるような人生を送ることが大切で、そのためには人に使われる働き方はするべきではないという話をされました。同時に、起業して社長として生きるメリットを教えてもらいました。
しかし、この質問をした時の解答は、
「もちろんガッツリ寝ることもある。だけど、社長として成功している人の多くは、普段より多く眠ると、あるデメリットがあるので、意識して寝過ぎないようにしているはずだ」
というものでした。そのデメリットとは、
「成功者は、寝過ぎると必ず悪夢を見てうなされる」ことだそうです。
必死に努力して掴んだ成功、それを失うことを成功者こそ心から恐れています。だからこそ、寝る間も惜しんで仕事をしたり、読書などで情報を得るための努力を続けています。それが、たまに長く寝てしまうと、「仕事が急に失敗し、転落人生を歩むことになる」という夢を見やすいんだそうです。
恐らく、長く寝ると普段より眠りが浅くなり、夢を見やすくなることが原因です。そのため、深い眠りを短時間とる睡眠の方が悪夢を見ずに済むので良いということでしょう。
それだけ、社長たちは潜在的に今の生活を失うことを恐れていることが多いということです。
ショートスリーパーは才能でもあり、努力の賜物でもあり、また自己防衛手段でもある
社長とお話をする中で、ショートスリーパーというものについて新しい発見をすることができました。
一部の成功者にショートスリーパーが多いのは、それだけ豊かな生活を送っていることの裏付けであるとともに、その暮らしを失うことを恐れる気持ちの表れでもあるということです。
私のような一般の会社員には、到底想像もつかないところで、睡眠というものと向き合っているのだと感じました。
皆さんは、毎日1時間、睡眠を削ってでも何かやりたい事はありますか?
まずはそれを見つけるところから、私たちも成功者に少しでも近づける努力が出来たらいいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!