【りんご農業】新しいりんごの苗を植えました!手順とポイントを写真付きで紹介!
本日もりんご農業見習い日記を書いていきたいと思います。
我が家のりんご畑に新しいりんごの木を植える作業をしました。丸一日かけて丁寧に30本ほど新しく植えました。数年後に美味しいりんごが実ることを祈りながら、丁寧に作業してきました。その様子を紹介していきます。
これまでのりんご畑の農業日記はこちらから!
りんごの苗植えの手順を紹介!すごく繊細な作業です
それでは、順を追ってりんごの苗植えの様子をご覧いただきます。
ただ植えるのではなく、その後の成長に備えて、適切な方法で植えなければなりません。意外と、繊細な作業なんです。
手順⓪苗を育てていた場所から、りんご畑への移し替えをする
これは本来不要な手順です。我が家の農園の場合、りんごの苗を育てるための畑があり、そこである程度成長した苗を引き抜き、実際に育てるりんご畑に植え替える作業が加わってきます。
りんごの苗で最も重要な部分は根っこ!強引に引き抜いてしまうと、根っこが全て折れてしまい、移し替えてから木が成長してくれなくなります。そのため非常に慎重に、周りからスコップで少しずつ掘っていきます。
円を描くような形で掘り起こし、土ごとりんごの苗を取り出します。
採れた苗がこちら。
この苗は、約1年前に植えたもの。その時は1本の根っこしかなかったのが、1年でこれだけ立派な根を張ります。このようにして、慎重に苗を引き抜く作業を、30本行いました。
手順①りんご畑に畝を掘り、地面から約30センチのところに糸を張る
畝(うね)とは、実際にりんごの苗を埋めるための穴のことです。この穴の深さによって、りんごの木がどこまで地面に隠れるかが決まります。この深さが非常に重要で、根っこをしっかりとはり、丈夫でずっしりとした良い枝を伸ばすための最適な深さに全ての木を合わせなければなりません。
我が家の場合、地面から25センチのところに目印となる糸を張ります。
見えているのが先ほど引き抜いたりんごの苗。細長い穴に見えるのが畝で、うっすら黄色く見えているのが目印の線です。ちなみに、苗をよく見ると、途中から木の色が変わっているのが分かると思います。根元の白っぽい部分は、実はりんごの木ではなく、気を支える土台の役割をしたものです。この部分が、絶妙な高さで土に埋まることで、木が倒れにくくなり、枝の成長も良くなるというわけです!
手順②苗を置き、高さを合わせて土を半分ほどかけて固定する
準備が出来たら実際に畝の中にりんごを置き、土をかけて固定していきます。この後肥料を入れてから完全に埋めるため、この段階では半分ほどまでしか土をかけません。高さがうまく合わなければ更に深く掘ったり、逆に土を入れて高さを出したりもします。
ちなみに、目印となる糸には1.5m間隔で印がしてあります。りんごの木を植える間隔を1.5mに合わせるためで、りんごの品種によって適切な間隔というものが存在します。
手順③肥料を入れる(けいふん)
けいふんとは、いわゆる鳥の糞のことです。これを乾燥したものがりんごの木の土の肥料になります。
これを、先ほど苗を固定した畝にパラパラと撒いていきます。
手順④完全に土をかぶせてりんごの苗を埋め、最後に水をかけて完成!
さあ、ここまできたら後は完全に埋めるだけ!掘った土をそのままかぶせて、りんごの木を植えます。土台となる部分が半分ほど埋まり、土台と実際のりんごの木の境目となる丸く膨らんだ部分(丸場とか、Y台とかいいます)が土から少し出ているくらいが適切な高さです。
最後に、水をかけてあげます。これは土を重くすることでりんごの苗を安定させ、また根っこの部分が乾いてしまうと成長が悪くなるため、その予防として必要な作業です。
これで、りんごの苗を植える一連の作業は完了です!
早くて来年から、そして数年後にはたくさんのりんごが実をつける!
たった30本でしたが、祖父母と3人で、事前の穴掘り含めて丸1日かかりました。かなりの力仕事で、繊細な調節も必要とされます・・・(笑)
この苗1本1本が、数年後おいしいりんごをたくさん実らせてくれるのが楽しみです!
今後もりんご畑の作業は目白押し!休む間はしばらくなさそうです(笑)
夏には美味しいりんごの写真を記事に乗せられるよう、頑張ります!
最後までお読みいただき、ありがとうございました^^