禁煙で失ったものを強引にひねり出してみた
禁煙を開始して15日が経過しました。未だに「吸いたい」という気持ちが完全に無くなったわけではありません。ただ、禁煙することによって健康面、金銭面で大きなメリットを感じています。このまま、タバコを辞めることに迷いは一切ありません。
そこで今回は敢えて、逆にタバコを辞めたことで失ったものについて考えてみました。言うなれば、禁煙のデメリットです。いくつか思い浮かんだので紹介していきます。
タバコを吸っている人だけの「特権」とは?
タバコは全ての面においてデメリットしか無い、唯一の嗜好品とされています。しかし、タバコを吸う人が、本当にただ単にお金と健康を失っているだけかと言うと、実はそうでは無いかも知れません。
タバコを吸わない人には分からない、喫煙者の「特権」がいくつか存在します。
1.喫煙所では年齢や地位に関係なく、誰とでも仲良く会話ができる
私もタバコを吸っていた時期、喫煙所でのトークが大好きでした。仕事中には出来ない世間話や身の上話も、タバコ休憩の時間には気兼ねなくできます。お互いタバコをふかしながら、「ちょっと聞いてよ〜」という感じでたわいもない話をするのが非常に心地よく、普段あまり会話をしない上司とも喫煙所では話が弾むこともありました。おかけで2本、3本とチェーンスモークしてしまうことも(笑)
年齢や地位に関係なく、誰とでも気軽にコミュニケーションが取れるアイテムとして、タバコは非常に優秀だと思います。
また、誰かに悩みを聞いてもらいたい時に、喫煙者を選んで「ちょっと一服行こうよ」と誘うことができるのも、タバコを吸っている人同士で成り立つ「特権」なのかも知れません。
2.何かやり遂げた後の一服の幸福感は、喫煙者にしか分からない
いわゆる「一段落した」タイミングで吸うタバコは、やはり美味しいもので、非常に高い幸福感や、満足感を得られます。
何か仕事で成果をあげた時、共に努力してきた同僚と、「よし!一服いくかー!」と喫煙所に向かい、タバコをふかしながら労をねぎらいあったり、次の仕事に向けての相談をしたり。こういった「楽しみ」は喫煙者にしか分からないことなのだろうと思います。
3.「タバコ仲間」は本当に仲が良い
上記にもある通り、タバコは1人で吸うより、複数人で吸う方が美味しいし、楽しいです。喫煙所でしか会わない人とも、タバコを吸いながら話に花を咲かせることができます。これは、タバコによってもたらされた「仲間意識」によるもので、タバコを一緒に吸う仲間は、お互いにとってすごく大切なので、自然に仲良しになれます。
「早くこの仕事を片付けて、タバコを吸いに行こう」という気持ちが互いに通じ合って、業務スピードが早まったことさえありました。
今やタバコが悪として淘汰されつつある時代。そんな時代だからこそ、今でもタバコを愛する人同士の結束力が強まっているのかも知れません。
それでもやはりタバコは「不要な物」です!
さて、色々とタバコによるメリットや、喫煙者だけに与えられた特権というテーマで記事を書いてきましたが、結局のところ、「タバコはやっぱりいらないもの」という事は間違いないと思います。
事実、今回タバコのメリットを書いてみましたが、ものすごく疲れました(笑)はっきり言って、こじつけ的にひねり出したメリットです。
上記の3つのメリットは、タバコがなくても実現可能であることが一番の理由でしょう。喫煙所でなくてもコミュニケーションを取ることは可能ですし、仲間も別のところで作ることはできます。タバコ以外の嗜好品で、満足感を得ている人も数多くいます。
喫煙者の中には、上記メリットを読み「そうそう、だからタバコは辞められないんだよね〜」と共感してくれる人もいると思います。それは間違いではないですが、禁煙した私から言わせてもらうと「その程度のメリットしか得られていないなら、タバコ無しでも変わらないよ」といったところです。
結論としては、タバコは「ほんの僅かなメリットを得るために、その何倍ものデメリットを確実に受ける嗜好品」であるということです。
結局タバコ否定派かよ!というツッコミが飛んできそうですが、タバコは絶対に不要なものです。
仮にこの世からタバコが無くなっても、笑って生きていられるように。
是非とも一緒に禁煙を!
最後までお読みいただきありがとうございます。